2022年8月29日から9月13日にかけて、2年ぶり5回目の北海道ツーリングに行ってきました。
初日と最終日は東京⇔北海道をフェリーや高速道路での移動日なので、実質14日間、ライダーの聖地と呼ばれる北海道を満喫しました。14日間、ツーリング、キャンプ、温泉、グルメと北海道の魅力を思う存分楽しみました。終わってみると、全走行距離は約3,000kmに及びました。
これはその北海道ツーリングのまとめ記事となります。
これから北海道を目指すライダーの方々はもちろん、またライダー以外の方々の参考にもなれば幸いです。
ツーリングルート
当初の計画では一か月くらい北海道に滞在し、道東、道北、道央、道南とそれぞれ1週間くらいづつ使って周る予定でした。しかし滞在中に早目に東京に帰る必要が出てきて、道央、道南に行く日程が取れませんでした。残念。。。
また後日、各日の詳細に関しては別途記事にする予定なので、本記事では全ルートをさらっと紹介します。
1日目(8月29日):東京から大洗そしてフェリー乗船
天候は曇り。まず東京から茨城県大洗のフェリー乗り場へ移動。フェリー乗り場は大勢のライダー達で一杯。定刻通りフェリーに乗り込み、明日からのツーリングに胸を躍らせサッポロクラシックを飲みながらこの日は終了。
2日目(8月30日):北海道上陸。苫小牧から旭川へ
苫小牧に14:30頃着岸、その後下道を若干の曇り空の中、旭川まで走る。やはり気温と何より湿度が東京とは違い、ジャケットを着てもちょっと涼しいくらい。旭川には18時過ぎに到着し、早速ジンギスカンを食べに出かけた。
3日目(8月31日):旭川停滞
この日は朝から雨で移動を断念。バスに乗り旭川の北鎮記念館を訪問。その後旭川の街をブラブラして、夜は旭川B級グルメの塩ホルモンを食べに出かけた。
4日目(9月1日):旭川から美深へ
朝は曇り空。しかし雨は降らなそうなので美深に向けて出発。幌加内を通って地元産の蕎麦粉を使った手打ち蕎麦を食べる。そして目的地の美深森林公園びふかアイランド内のキャンプ場へ。
5日目(9月2日):美深&函岳ダートチャレンジ
やっと晴天。連泊予定のキャンプ場に荷物を置いて、函岳へのダートチャレンジ。砂利道のスタートから15,6km程走った地点で砂利に滑り転倒。。。その先に進む事を断念し、Uターンして名寄市近辺を流してキャンプ場へ帰る。
6日目(9月3日):美深から留萌へ
晴れてはいるが、北の方面は天気が怪しそうなので、一旦南下して北に向かうのは明日に変更。黄金岬で絶景の夕日を眺めた後、留萌で一泊。
7日目(9月4日):留萌から宗谷、そして枝幸へ
朝から晴天。留萌を早めに出発し、オロロンラインを北に走り、日本最北端の宗谷岬へ。その後、エサヌカ線を通り枝幸町へ。この日は良く走った(300km以上)。
8日目(9月5日):枝幸>北見
朝から曇り気味で夜は雨予報の為、早めに北見へ向けて走る。途中遠軽町の瞰望岩を見学。北見では夜に若干雨が降ったが、バイクカバーのおかげで車体はほぼ濡れず。
9日目(9月6日):北見>別海町
昨日から引き続き曇り気味の天候。美幌峠、摩周湖を経由して、別海町の尾岱沼ふれあいキャンプ場へ。進路予想から外れてはいるが、台風の影響で風が強くなる可能性があるため、この日はバンガロー泊を選択。
10日目(9月7日):別海町
朝型には台風も去り、風は若干強いが、日差しが照り付ける暑いくらいの快晴。バンガローからテントサイトへ移動し、テントを設置してからバイクで中標津など周辺をブラブラ。
11日目(9月8日):別海町
朝から快晴、この日は風も無く、日差しが強く汗ばむ陽気。キャンプ場に連泊するので、身軽になったバイクで野付半島、そして知床半島方面をツーリングし、羅臼で夕食用の海産物を買ってキャンプ場へ帰る。
12日目(9月9日):別海町>斜里町
快晴。合計3泊した尾岱沼ふれあいキャンプ場を後にして、知床横断道路を通り知床半島の西側へ。知床五湖とウトロで自然の景観を満喫して、宿泊地の斜里町へ。
13日目(9月10日):斜里町>北見
快晴。斜里町を出発し、まずは能取岬灯台を訪れる。その後網走方面に戻り、網走湖南端の女満別、網走川の付近を走り、再度北見市内へ。
14日目(9月11日):北見>帯広
若干の曇り空。北見から国道39号線を西に向かい、三国峠へ。その後、糠平温泉郷やナイタイ牧場に立ち寄った後帯広市内へ。
15日目(9月12日):帯広>苫小牧
北海道最終日。帯広市内から日勝峠へ向かう道中、濃い霧で少し濡れる。日勝峠を超えると霧も晴れ、そのまま国道274号線を西に夕張まで。そして苫小牧から仙台行きの太平洋フェリーに乗り込み終了。
16日目(9月13日):仙台>東京
仙台は少し曇り模様。常磐自動車道をひたすら東京に向けて走る。途中もなんとか雨に降られる事なく、無事19時ごろ東京着。東京はやっぱり人も車も多い。
ツーリングバイク
今回の北海道ツーリングではいつものHarley-Davidson Wide Glideではなく、5月に購入したスズキのV-Strom 250で行ってきました。北海道に行く前はまだ400km程度しか走っておらず、ならし運転中という状態で北海道ツーリングに出かける事になりました。
一応出発前にオイル交換と初回点検は済ませておきましたが、このバイクで最初のロングツーリングという事もあり、若干の不安はありました(もちろん、自分自身がまだこのバイクに慣れていない事も含め)。
しかし結果として、全日程を通してバイク自体にトラブルが起きる気配は全く無く、非常に安心感を持ってツーリングを楽しむ事ができました。やはり評判通りロングツーリングに適した良いバイクだという事が良くわかりました。
一方で、これまでの北海道ツーリングで乗ってきたWide Glideと比べて個人的にはちょっと辛いな、という点もいくつかありました。
そもそも Harley-Davidson Wide GlideとV-Strom 250という全くタイプの異なるバイクを比べる事自体無理ありますが、あくまで個人的な感想として、また改めてそれぞれの感想を記事にしたいと思います。
ツーリング荷物&積載
当初は長期滞在を予定していたので、キャンプをメインに考えており、また滞在中に気候も急速に秋寄りになっていく事も考慮し、寒さ対策も万全にして行きました。
それらキャンプ道具、防寒系も含む衣服に加えて、パソコンやミラーレスカメラ、アクションカメラ等のガジェット系、シャワー&コスメ関連、そして雨対策グッズ等々全ての荷物はかなりの量になりました。加えて、キャンプ用食材飲料を入れるソフトクーラーボックスも持っていきました。
これらをトップケース、パニアケース、シートバッグ、タンクバッグに入れました。トータル積載量として、208Lを確保できましたが、全ての荷物を積み込むとほぼ満載になっていました。やはりキャンプ時の防寒衣類がかなりのスペースを取りました。
荷物と積載方法の詳細も別途、改めて記事にしたいと思います。
トップケース&パニアケース
キャンプツーリング用にアドベンチャータイプのバイクを選んだ大きな理由が、このトップケースとパニアケースによる積載量。V-Strom 250純正の3点ケースもあったのですが、容量が少ないとの声もあったので、Giviで揃えました。トップケースは「Givi TREKKER DOLOMITI 46 (46L)」、パニアケースは「Givi TREKKER ALASKA 36 (36L+36L)」です。
タンクバッグ
さっと取り出したいデジカメ関連は、タンクバッグに入れる様にしました。タンクバッグは「Givi ロック付きタンクバッグ UT809 (20L)」を使いました。ロックも可能なワンタッチで着脱ができる機構が非常に便利でした。走行中に外れる心配は全くありませんでした。
シートバッグ
トップ&パニアケースに入らないテントなどの長尺物は、5月の西日本ツーリングでも使用したシートバッグ「Daytona ヘンリービギンズ バイク用 キャンプ シートバッグ PRO LLサイズ (70L)」に入れていきました。
バッグをタンデムシート上に載せると、バッグの両端がパニアケースに支えられて安定感も十分でした。その反面、上開きのパニアケースの蓋が開かなくなる為、荷物の入れ方を考える必要はありました。
ツーリングを終えて
当初はもっと長く、一か月程度滞在して、これまでの北海道ツーリングで未だに走っていない襟裳岬や函館方面も行く予定でしたが、急遽東京に帰る事になり少し消化不良なツーリングとなりました。
しかし、やはりライダーの聖地と言われる北海道。予定より短い滞在となりましたが、幸いな事に期間中はほぼ雨に降られる事なく、広大な土地と豊かな自然を満喫できる素晴らしいツーリングを体験できました。
新型コロナウィルス感染拡大前と比べると、外国人観光客がまだほとんどいない状況でも、2020年と比べると各観光地やキャンプ場は結構な賑わいが戻ってきていました。北海道旅行支援策の「どうみん割」の影響かもしれませんが、今回ほど空室のあるホテルが見つけ辛かった事は過去にありませんでした。
それでも、地元のお店の人によるとまだコロナ以前の状況には戻っておらず、特に斜里やうとろ、また羅臼でも、あの痛ましい観光船事故の悪影響が出ているとの事でした。
これから外国人観光客なども戻って来る事が期待されるので、地元の方々には是非とも頑張って欲しいと思います。
何度来ても飽きる事の無い北海道、また早く戻ってきたいと思います。
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