ツーリングルート
2022/05/27 金曜日 晴れ
和歌山県串本の紀伊大島に渡り、樫野崎灯台へ。その後本州最南端の潮岬を訪れた後、国道42号線を通り、南紀白浜へ。
ツーリングスポット
樫野崎灯台
昨夜の雨が嘘の様に、朝には暑いくらいの日差しが戻っていた。ホテルを出て、まず向かったのは、紀伊大島の樫野崎灯台。紀伊大島に向かうには串本大橋を渡るので、橋好きとして見逃せない。途中で海の上をループする串本大橋は、走って非常に気持ちが良かった。樫野崎灯台は明治に建てられたとの事だったが、綺麗な灯台だった。

中には入れなかったが、外階段で上に登れるようになっており、そこからの眺望は素晴らしい。

トルコの船が沈没した際に、乗員を助けた事からトルコとの関係が深く、トルコ記念館やらトルコ絨毯なんかを売るトルコの土産物屋があったりと、ちょっと他の岬とは違う雰囲気のある、面白い場所でもある。

潮岬(本州最南端)
樫野崎灯台を後にして、来た道を戻り、本州最南端の潮岬へ走る。潮岬には観光タワーや土産物屋兼レストラン、ライダーハウスなんかもあった。

人はまばらで、本州最南端というだけあり、最果て感を感じ、バイクでここまで来たという満足度が高まる。

見晴台からの景色は、何も遮るものがなく、大パノラマで太平洋の水平線が見える絶景である。この日はあまり風も強くなく、広々とした芝生からゆっくりと太平洋を眺めて時間を過ごした。

国道42号
潮岬から海岸線を時計回りに回り、42号線へと戻り、そのまま海岸線を白浜まで走る。変化に富んだ海岸線を走るのが非常に気持ちいい、ツーリングにはうってつけのお勧めの道。次回来た時には、夕方に夕日を眺めながら走ってみたい。
三段壁
この日は移動距離も短く、順調に走ってきたので時間に余裕があり、白良浜に向かう前に前日調べておいた三段壁に立ち寄る事に。展望台からの眺めも素晴らしかったが、中に立派な祠を構える神秘的な雰囲気と、熊野水軍の船隠し場としても使われたという、水面すれすれの三段壁洞窟は、いままで訪れたどの景勝地とは違い、非常に楽しめた。


ただ、エレベーターの維持管理費がかかるとはいえ、大人一人1,300円という入場料には躊躇する観光客もいるだろうし、リピーターを遠ざける事になって無いか、と思ったりする。(実際、自分も入る前ちょっと迷った。結果的に行って満足したが。)
南紀白浜
三段壁観光の後は、一路本日の宿泊予定地の南紀白浜へ。「南紀白浜」という言葉は、子供の頃から何故か頭に残っていたが、今まで訪れたことが無く、今回のツーリングの目的地の一つとして非常に楽しみにしていた。まずは、すぐそばのホテルKKR 白浜美浜荘へチェックインし、バッグから折り畳みチェアを取り出し、すぐさま徒歩で白良浜ビーチへ。道路を渡り、ビーチウォークとなっている歩道に上った瞬間に、眼前に広がる青い海と白い砂浜は、一瞬ハワイに来たのかと錯覚するくらい、南国ビーチ感を感じさせる。

ビーチの砂は非常に白くきれいで、粒子も細い。水の透明度も高く、波も穏やかで、ワイキキビーチの姉妹浜というのも頷ける。一方で、ビーチウォークにはヤシの木と一緒に、松の木も所々植樹されており、そこが日本感もありユニーク。

今まで自分が訪れた本州のビーチの中では、ここが一番綺麗だと感じた。ただ、ビーチはワイキキと比べると当然距離が短く、端から端まで歩いても、およそ5分から10分くらいのコンパクトさ。
ビーチウォークを散歩した後、コンビニでビールとつまみを買ってきて、波打ち際にチェアを組み立てて、沈む夕日を眺め寛いでいた。

すると暫くすると、つまみのサラダチキンを持っている手に後ろから突然、結構な思い衝撃が走る。一瞬何が起こったのか理解できなかったが、視界の隅を黒い物体が素早く横切って行く。パッと顔を上げるとそれはトンビだった。今まで、サルに食べているものを奪われそうになった経験はあったが(サル山観光あるある?)、トンビは初めての経験だった。その後も、そのトンビは暫くの間自分の頭上をホバリングして獲物をとるチャンスを伺っており、自分とトンビのにらみ合いはつまみを食べ終わるまで続いた。


日が沈むまでビーチで寛いだ後、ホテルに戻り、汗と潮風にまみれた汚れを流しに風呂場へ。風呂は白浜温泉源泉かけ流しで、少し小さめではあったが、誰も客がおらず貸し切り状態だったので、ゆっくりリラックスできた。部屋の窓は街側に向いている部屋のため、眺望はないものの、和室で広く、Wi-Fiもつながり快適に過ごせた。

宿泊料金も金曜宿泊にも関わらず、非常にリーズナブルな価格で、ビーチから徒歩2分、コンビニや飲食店も十分徒歩圏内というロケーションから考えると非常にコスパの良い宿だと感じた。ただ、駐車場は残念ながら屋根無し。

風呂から上がって、再度コンビニに出向き、夜食を買って、明日はどこに行こうかとGoogle Mapを眺めながら就寝。
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