【西日本ツーリング2022】道後温泉~四国カルスト~高知県 四万十【11日目】

ツーリング

ツーリングルート

2022/06/02 木曜日 晴れ
西日本ツーリングの11日目(四国2日目)。愛媛県の道後温泉を出発し、四国カルストの絶景路を走り、四万十川に沿って南下し高知県四万十市へ。

ツーリングスポット

四国カルスト

道後温泉を出発し、最初の目的地の四国カルストへ。カルストに近づくにつれ、山中を縫って走る、細くてカーブも多く見通しも悪い、路面状況もあまり良くない、これぞ四国の山道(四酷道)といった道が続く。

いい加減運転が辛くになってきた頃にようやく目的地に着くと、これまでの苦労が吹き飛ぶ絶景が広がっていた。眼前に広がる高原の緑、石灰岩と風車の白、そして抜けるような空の青のコントラストがすばらしい。

四国カルストは日本三大カルストの一つと呼ばれているらしく、他の2つは山口県の「秋吉台」と福岡県の「平尾台」。全部西日本にある事が面白い。その中でも最も標高が高い所(標高1,400m)に位置しているのがこの四国カルストで、下界との気温差が大きく涼しい。

草原には牛が沢山放牧されており、ヨーロッパの高原に来たかの様な雰囲気も味わえる(行った事無いけど)。

キャンプ場や宿泊施設もあり、散歩などしながら一日ゆっくりと楽しむのも良さそう。ただ、天候によっては地獄になるかも(風とか雨とかすごそう)。

カルストを横断する県道383号線は四国でも屈指の絶景ロードで、ツーリングで近くに来た際は是非訪れる事をお勧め。

三嶋神社@高知県梼原町

四万十川を目指し国道440号線を走っていて、偶然見かけてその佇まいに目を惹かれて立ち止まった三嶋神社。四万十川の支流の一つである梼原川の上に架かる、歴史を感じさせる木造の屋根付きの橋「神幸橋」。そして、その奥に木々に囲まれて静かに佇み、坂本竜馬が脱藩の際に道中の安全を祈願したと言われる「三嶋神社」社殿。日本の原風景を感じさせる場所である。

坂本竜馬は1862年3月24日に高知を出て、翌日25日にここ梼原に到着、一泊してから愛媛に向かい脱藩していったとの事。実際の脱藩ルートというのが、現在もここ梼原には残っている。「坂本龍馬の・・・」と聞くだけで胸が熱くなる病気がまた発症した。

いわき食堂@四万十

そうこうしている内に、昼はとっくに過ぎており、四万十方面へ向かいながら食べる所を探す事にした。しかし、時間が午後3時を過ぎ、やっと見つけた道の駅もレストランの昼営業が終了していた。そして、なんとか地元の食堂「いわき食堂」をみつけて入った。

この「いわき食堂」、入荷状況によっては四万十川の天然うなぎや川魚、川エビなどがリーズナブルな値段で食べられる、四万十川を訪れる人たちにはちょっとした人気店らしい。ただ、この時は魚介気分ではなく、良く味のしみ込んだおでん数本とカレーを頂いた。

店内からは、四万十川とその上にかかる、赤い鉄橋が非常に美しい津大橋が見られ、ゆっくりと雄大な景色を楽しめる。

四万十川

食事後は、四万十川に架かる沈下橋をいくつか渡りながら、四万十市内に向けて南下して走る。

四万十川にはその支流も含めて、47もの沈下橋がある。沈下橋は台風や大雨などの増水時に、流木などが欄干や橋脚などに引っ掛かり橋を壊す事が無いよう、欄干がなく橋全体が水面下に沈む高さになっている。四万十川の雄大な流れと、沈下橋のレトロな造り、そして穏やかな自然の調和が非常に美しい。

地元の方が犬と共に散歩に訪れて渡っている、ほぼ車の通らない橋もあれば、橋幅ギリギリにも見えるトラックが頻繁に行きかう橋(故に端に反射板あり)もあったりと、橋それぞれの特徴もあり、全く飽きない。いくつもある沈下橋を縫う様に渡っていると、アッと言う間に時間が過ぎるので、時間に余裕を持って訪れる事をお勧め。

いつまでもそこに留まって、ただボーっと川を眺めていたい。そんな気持ちにさせる、四万十川の豊かな自然と緩やかな時間。

今回は十分下調べせず来てしまい、広大な四万十川のほんの一部しか味わえなかった事に後でわかった。次回のツーリングではちゃんと事前に調べてから、もっと時間を取ってゆっくり上流から訪れたい。

四万十市内

日が落ちる頃に四万十市内に到着。この日は、市の繁華街にある、新ロイヤルホテル四万十に宿泊。結婚式場・宴会場や広いちゃんとしたレストラン、そしてなんとmont-bellのストアなどもある、結構大きな温泉ホテルで、バイクは玄関わきの軒先に駐車させて貰えた。

大きなホテルだったが、大浴場が一つしかなく、20時まで男性専用その後女性専用となるという入れ替え制なので、チェックイン後急いで風呂へ。部屋はちょっと広めのビジネスホテルといった感じで、5,700円という料金も妥当な感じ(昨日の宿に比べると高く感じる)。

風呂を出た後、食事をどうするかGoogle Mapを眺めていたら、マルナカ(香川県高松市に本社があった、香川ではメジャーなスーパーマーケットチェーン)を発見。懐かしさから、夕食はマルナカに買いに行く。

しかし、行った時間が遅かったせいか、惣菜系はほとんど売り切れ。幸運にも最後の一パックづつ残っていた、カツオのたたきと刺身をそれぞれ購入。これが、スーパーのものとは思えないくらい美味かった。さすが高知。あと、徳島名物のフィッシュカツも久しぶりで美味かった。

食事の後は明日の第一目的地、四国最南端の足摺岬へのルート確認しながら就寝。

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